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2004年9月12日
社長ブログ

白河メドウのクラチャン決勝

1番ホール、いつになく緊張していた。しかし相手はティーショットを失敗しボギーで僕の1アップ。このとき、もしかしたらと思った。でも2番ロングホールでOKバーディーの僕に対し、8メーターのバーディーパットを「ゴォー」と気合を込め沈めた相手は流石すごいと思った。9ホール終わった時点で1ダウン。スコアは、ワンオーバーの37だったのに相手はやはり強い。

17番までで、2ダウンしてた僕が、18番ロングはバーデイーで一つ追いつき、1ダウンで食事休憩となった。食事中あまり話はしなかった。男と男の真剣勝負である。豆腐サラダと小生ビールだけで折り返しのアウトの1番に向かった。そこでキャディーさんが作って来てくれた、おにぎりを食べた。しかし3ダウンまでしてしまい、8番でやっとひとつ返し2ダウン。インコース10番に向かうとき、ずっと一緒に来てくれていた仲間の声援があった。そして、1回戦から一緒に戦ってくれたキャディーさんが「絶対に負けないで」と言ったのも、そのときだった。

オリンピック水泳800メートル自由形金メダルの柴田あいちゃんのコーチの言った、(あせらず、あわてず、あきらめず。)その精神でゴルフを続けた。すると、パーが続き15番で追いついた。やっと追いついたのに、16番のティショットを大きく右に曲げ林の中、17番もセカンドがダフリ2オンせず、相手は2オンしてファーストパットをショートし、1メートル50センチのパーパットを残した。僕は3オンして、2メートル50センチのパーパットを外し万事休す。次の瞬間、「どうしても18番のロングをやらせてください。」と神に祈っていた。すると今までパットの名手だった相手が、パーパットを外してくれた。

1ダウンなのでバーディーで追いつくしかない18番のティーショットは本一のショットで300ヤード近く飛んだ。グリーンの両サイドは池で、相手はセカンドが思ったより飛びすぎ池に入れてしまったので、僕は安全にアイアンで刻むべきと思うところだが、キャディーさんに、「勝っても負けても悔いの無いよう2オンを狙います」と言ったらうなずいてくれ、クリークとスプーンを手渡してくれた。残り230ヤード、曲げたらどちらも池だ、クリークでのショットは真っ直ぐグリーンに向かった。相手の選手もすごいと言ってくれた。池に入れた相手は、池の手前からOKパーに寄せた。僕もなんとか、下りの15メートルのイーグルパットをOKに寄せた。キャディーさんが見た目より早いから気をつけてと言ってくれたおかげだ。

ついにEXホール。ここまでこれたのも自分だけの力ではない。キャディーさんと一緒に戦っている。毎週、一緒にゴルフに付き合ってくれた仲間、応援してくれている仲間、皆一緒に戦っている。ここまできて、強くそう感じた。だからもう負けられない。相手は、前半必ず沈めていた3メートルのパーパットをはずした。僕のパーパットは2メートル50センチ、少し時間をかけた。アドレスに入ったとき一面が明るくなった。ゾーンに入ったのでしょうか、自然に手が動きボールはカップに吸いこまれた。その瞬間僕は、両手を上げ勝った~と雄叫びをあげていた。

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